平成31年全日本柔道選手権大会
男子無差別級
4月29日に開催された平成31年全日本柔道選手権大会。
今年は地区予選を勝ち上がってきた39名と、昨年優勝した原沢久喜選手(百五銀行)と準優勝の王子谷剛志選手(旭化成)、100kg超級で世界ランク18位以内、という規定を満たした影浦心選手(日本中央競馬会)の推薦選手3名を合わせた42名で行われる。
この大会も先日行われた第34回皇后盃全日本女子柔道選手権大会同様に、国際大会で廃止された有効が判定にある大会だ。
相変わらず、何故あるのかはわからないけどナ……。ヘ(゚∀゚ヘ) アヒャヒャ
今年度の日本最強の柔道家が決定する平成31年全日本柔道選手権大会、大会終了後に発表される2019世界柔道選手権男子日本代表選手も含め、テレビ放送とSEIKO SPORTSLINK、平成31年全日本柔道選手権大会 | 講道館のサイトを参考にして、書いていこうと思う。
1,2,3,ダ━━━(`∀´)ノ━━━━!!!
4回戦
平成最後の全日本選手権は、4回戦が波乱の展開となった。
まず第1試合、優勝候補の原沢久喜選手(百五銀行)が太田彪雅選手(東海大4年)に延長戦の末、技有(袖釣込腰)で敗れる。
工工工エエエエエェェェェェΣ(゚Д゚ノ
初対決となったこの対戦、序盤は原沢選手が攻めていたにもかかわらず、太田選手は本当に我慢したと思う。
次に、100kg超級の影浦心選手(日本中央競馬会)が90kg級の加藤博剛選手(千葉県警察)に、開始16秒支釣込足で一本負。Σ(゚ω゚;)アラマッ
勝った加藤選手と負けた影浦選手、観戦していたにわかが、
( ゚д゚)えっ……みたいな感じだった。
4回戦、第3試合は昨年準優勝、この大会で3度優勝している100kg超級の王子谷剛志選手(旭化成) VS 100kg級の世界選手権代表、ウルフアロン選手(了德寺学園職)。
なかなかの激闘だったけれど延長戦の末、ウルフ選手が内股で一本勝。
そして4回戦、最後の試合となった小川雄勢選手(パーク24)の対戦相手は、3回戦佐藤和哉選手(日本製鉄)と熊代佑輔選手(ALSOK)の勝者だったが、両者同時に指導3で反則負となった為、対戦相手不在で不戦勝となった。Σ(`ω´ )マヂデスカ!?
予想外すぎて誰が優勝するかわからなくなったにわか者、パニックに陥る。
(|il!゚Д゚)ヒィィィ!(゚Д゚il!|)
そんな今年の全日本選手権、決勝に進んだ選手を準決勝と共に紹介しようと思う。
決勝
加藤博剛
2回戦 6:29 一本勝(小外刈)
上林山裕馬(福岡県警察)
3回戦 1:50 一本勝(後袈裟固)
斉藤 立(国士舘高校3年)
4回戦 0:16 一本勝(支釣込足)
影浦 心(日本中央競馬会)
準決勝 3:36 一本勝(巴投)
太田彪雅(東海大4年)
一人目は7年ぶりの優勝を目指す90kg級の加藤博剛選手(千葉県警察)。(b^ー゚)
3回戦では、今大会最年少の17歳、斉藤選手にベテランらしい関節技で一本勝。
準決勝では原沢選手を降した100kg超級の太田選手相手に、何度も得意の巴投を仕掛けていた。
途中で太田選手が足を負傷したのもあったけれど、ここまですべて一本勝で勝ち上がってきた!90kg級の選手だからね、素晴らしいと思う。∑d(d´∀`*)グッ!
そんな加藤選手、今大会最年長の33歳でこの大会11回目の出場という事もあり、大会の名物おじさんを目指しているらしい。(๑•̀ㅁ•́๑)✧
そして決勝前は、
(;´∀`)おじさんなので疲れてます。と、あくびをしていた。
もうね、キャラが良いよね!面白い!!(● ´艸`)ムププ
ここまで好調みたいなので、ぜひ頑張ってもらいたいと思う。
ウルフアロン
2回戦 2:42 一本勝(内股)
新添悠司(大阪府警察)
3回戦 5:49 一本勝(支釣込足)
上田轄麻(日本製鉄)
4回戦 6:14 一本勝(内股)
王子谷剛志(旭化成)
準決勝 3:28 一本勝(大内刈)
小川雄勢(パーク24)
二人目は100kg級の日本のエースであるウルフアロン選手(了德寺学園職)。d(-_☆)
準決勝まで2戦連続で延長戦だったウルフ選手、4回戦が不戦勝だった小川選手の方が有利に思えたけれど、圧倒的な試合で一本勝だった。
o(*`・ω・)o≡o≡o≡○)`3゚)アータタタタタッ!!
加藤選手と同じくここまですべてが一本勝。
ブログ書き始めてからウルフ選手の試合は殆ど見ているけれど、今回絶好調なのがにわかな私でもわかる。
( ・`д・´)全日本は獲れる時に獲っておかないと!!そう、ウルフ選手が言っていたと紹介されていたので、今回の決勝、とても気合が入っていると思う。
柔道家ならこの大会のタイトルは欲しいだろうし、先日の体重別では悔しい思いもしているからね。
実力的にはウルフ選手に分があると思う決勝戦、それでは見てみよう!!
試合開始
序盤、ゆったり入った決勝戦。
寝技が得意な加藤選手を警戒している感じはあるが、どちらかというと守りに入っているウルフ選手。
そんな感じなので残り2分36秒、
加藤選手 指導1
ウルフ選手 指導1
組み合わないので、両選手に指導が入る。(ノ_-;)ハア…
しかし解説が言うには、現在加藤選手のペースだが、ウルフ選手はスタミナがあるので後半勝負らしい……という事は、これは想定内だろう。.....φ(・ω・*)ナルホドォ
途中、加藤選手が寝技を狙うも、警戒していたウルフ選手がしっかりブロック。
残り1分、ウルフ選手がペースを上げているように見えるが、互いに技らしい技はなく本戦終了。延長戦へ。
延長戦
開始早々、巴投を仕掛ける加藤選手。逃れるウルフ選手。Σ(゚Д゚)
その後、相手を動かしながら技を仕掛けてくるウルフ選手、動きが激しくなってきた。
すると延長1分29秒、ウルフ選手が加藤選手の右足を払い、加藤選手は一回転。
ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛Σ(ノ´Д`)ノ
技有(支釣込足)
結果
平成最後の全日本選手権、優勝はウルフアロン選手(了德寺学園職)。
♪(ノ≧∀≦)ノぅわぁぁぁああいッ!!!!!!!
いやぁー強かった!決勝戦、一本勝でもおかしくなかったよね。
散々スタミナに自信があると言われていたウルフ選手、ペースを変えながら攻めていて、とても巧いと思った。(o・ω´・b)b ベリグッ☆
今回の全日本選手権は、全ての試合において完璧だったナ。
また、優勝インタビューでは男泣き……思わず私もウルッときたよ。(ノД`)
本当に良かった、ウルフ選手おめでとう。
(。゜∇゜)ノ☆・゚:*:゚才×〒"├¬♪
準優勝の加藤博剛選手もね、最年長でもあるし、何より90kg級の選手(*゚Д゚)/ダー!
決勝では負けてしまったけれど、
( ー`дー´)世界で戦う訳ではない!この大会で爪痕を残す事だけ考えている!!そう言って、見事に達成したと思う。
にわかファンの中では、すっかりこの大会の名物おじさんになった。
(*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。)ウンウン
ただ、私より若いのに、おじさん扱いして良いのか悩むところだ……σ(-c_,-´。)ウゥーン
来年も、加藤選手の活躍に期待したい!!
(`・д´・)しかしだ、残念なのは100kg超級選手達だよ。
今回の決勝に進んだのが、100kg級のウルフ選手と90kg級の加藤選手。
最重量級の選手の方が有利なはずなのに、この結果は寂しいよね……。(T_T)
そこだけが今回の全日本選手権、残念だったナ。
2019世界柔道選手権東京大会 男子日本代表
60kg級
髙藤直寿(パーク24)
永山竜樹(了德寺学園職)
66kg級
丸山城志郎(ミキハウス)
阿部一二三(日本体育大4年)
73kg級
81kg級
藤原崇太郎(日本体育大3年)
90kg級
向翔一郎(ALSOK)
100kg級
ウルフアロン(了德寺学園職)
100kg超級
原沢久喜(百五銀行)
団体73kg級
橋本壮市(パーク24)
団体90kg級
大会終了後に男子世界選手権代表も発表され、にわかファンの予想通り原沢選手が選ばれた100kg超級。(ノ ̄▽ ̄)ノ
実績で原沢久喜選手(百五銀行)だと思っていたけれど、今回の全日本選手権、攻めていたにもかかわらず最後の最後で投げられてしまったりと、まだ絶対的ではないのかなぁ……。(´ヘ`;)ウーム…
世界選手権では結果を残してもらいたいね。
あとね、団体戦代表に選ばれた村尾三四郎選手(東海大1年)、最近の国際大会でも常に上位だし、まだ若い。密かに期待している。||*´∀`)。o○(ワクワク)
他は体重別の方に書いたので、そちらを見てもらえれば……と思う。
それでは平成最後の記事となった平成31年全日本柔道選手権大会は、これにて終了。
選手、関係者の皆様、お疲れ様でした。(≧∇≦) オツカレサマー♪
また令和でお会いしましょう!!
(*´・ω・ )ノ゚・:,。★マタネー♪゚・:,。★