2019年 世界柔道選手権東京大会 後編
男女混合団体
東京五輪から採用されるこの種目は、男女各3名ずつの6階級で争われる国別対抗戦。先に4勝した方が勝利となる。(〃`ω゚)ノ ラヂャ!
女子
57kg級、70kg級、70kg超級
男子
73kg級、90kg級、90kg超級
団体戦のエントリー選手は下記の通り。(._.)
女子57kg級
玉置 桃(三井住友海上)
芳田 司(コマツ)
女子70kg級
大野陽子(コマツ)
新井千鶴(三井住友海上)
女子70kg超級
濵田尚里(自衛隊体育学校)
素根 輝(環太平洋大学1年)
男子73kg級
橋本壮市(パーク24)
男子90kg級
向 翔一郎(ALSOK)
男子90kg超級
影浦 心(日本中央競馬会)
原沢久喜(百五銀行)
団体戦の選手に加え、個人戦に出場した選手もエントリーしている。
ただ、個人戦に出場した選手はコンディションの問題があり、どうやら今回は70kg超級の素根輝選手(環太平洋大学1年)は出場できないみたいだ。(*-ω-)(-ω-*)ウンウン
そうなると濵田尚里選手(自衛隊体育学校)は78kg級の選手だから、対戦相手はひとつ上の78kg超級の選手が出場する可能性がある。そこが少し心配だね。
それでも現在、世界柔道選手権団体戦は2連覇中の日本。お家芸としてとくに負けられない。(๑•̀ㅁ•́๑)✧
最後も全日本柔道連盟 | 全柔連ホームページとPARK24 GROUP presents 2019世界柔道選手権東京大会|公益財団法人全日本柔道連盟、 World Championships Senior 2019 / IJF.orgのサイトを参考に、テレビ観戦したにわかな私の感想と共に、結果を書いていこうと思う。
ヨ 〇 =ノ ク_〆(・ω・。)
準々決勝
シードの日本は2回戦から出場、初戦の相手は韓国。
男子90kg級
村尾三四郎 対 イ.ソンホ
3:47 一本勝(大外刈)
女子70kg超級
濵田尚里 対 イ.ジョンギュン
1:08 一本勝(横四方固)
男子90kg超級
影浦 心 対 キム.ミンジョン
4:31 延長GS一本勝(背負投)
女子57kg級
玉置 桃 対 キム.チス
6:18 延長GS反則勝(指導3)
1人目の村尾三四郎選手(東海大学1年)は一本勝でその前に技有も奪っているし、2人目の濵田尚里選手(自衛隊体育学校)は、らしい柔道で余裕があった。
ヽ(゚д゚ヽ)トッ(ノ゚Д゚)ノテモヽ(゚∀゚)ノイイ!!
3人目の影浦選手(日本中央競馬会)と男子100kg超級銅メダリストキム.ミンジョン選手の対戦は、途中危うく寝技にもっていかれそうなところを逃れ、背負投で一本勝。
ハラハラしたけれど、面白かったナ。┣¨キ(*゚д゚*)┣¨キ
4人目の玉置桃選手(三井住友海上)は反則勝だが、玉置選手(三井住友海上)は1つも指導をもらってないので、力の差はあったと思う。
初戦は問題なく4連勝して準決勝へ。(ノ ̄▽ ̄)ノ
準決勝
準決勝の相手は、強豪揃いのブラジル。
女子70kg超級
濵田尚里 対 M.S.アルテマン
4:41 延長GS一本勝(腕緘)
男子90kg超級
影浦 心 対 D.モウラ
2:12 一本勝(背負落)
女子57kg級
芳田 司 対 R.シルバ
5:30 延長GS一本勝(崩袈裟固)
男子73kg級
橋本壮市 対 E.バルボサ
3:33 一本勝(体落)
1人目、濵田選手(自衛隊体育学校)の対戦相手はM.S.アルテマン選手、リオ五輪78kg超級銀メダリストで階級が上の強敵だ。
先に指導2の状態、延長戦までもつれた激戦になったけれど、最後はしっかり寝技で一本勝。いいね!いいね!!+.(´∀`*).+゚.ぃぃ
2人目、影浦選手(日本中央競馬会)の一本勝はお見事!(o^-')b
3人目、芳田司選手(コマツ)の対戦相手は、個人戦準決勝で対戦しているリオ五輪金メダリストのR.シルバ選手。
ここは山場だと予想していたけれど、その通り個人戦の時と同じ激闘で延長戦GSへ。それでも最後は寝技で仕留めた!!
d(`・ω´・+)ヤッタネ+.☆゚+.☆゚
4人目の橋本壮市選手(パーク24)は得意技の橋本スペシャルで技有を奪った後、最後は体落で一本勝。余裕だったね。(´ー`*)ウンウン
これで決勝進出が決まった日本!残すはあと一つだ!!
ダァ━━(。・д・)ノ゙━━ッ
決勝
決勝の相手は、昨年と同じフランス。
男子90kg超級
影浦 心 対 C.マレ
女子57kg級
芳田 司 対 S.L.シーシク
男子73kg級
大野将平 対 G.シェヌ
女子70kg級
新井千鶴 対 M.E.ガヒエ
男子90kg級
村尾三四郎 対 A.クレルジュ
女子70kg超級
濵田尚里 対 M.マロンガ
男子は、90kg超級のリオ五輪100kg級銅メダリストのC.マレ選手と、2大会連続90kg級で銅メダルを獲得したA.クレルジュ選手が強敵。
逆に73kg級は大野将平選手(旭化成)が出場するので、1勝は確実だろう。|ω・)チラ
女子は57kg級は問題ないと思うけれど、70kg級と70kg超級は、個人戦金メダリストのM.E.ガヒエ選手とM.マロンガ選手。
ただ、新井選手(三井住友海上)は本来の実力を発揮できれば、M.E.ガヒエ選手に勝てると思う、にわかなりにそう信じている。ここで勝って、個人戦の悔しさを晴らしてほしい。
フレーフレー\(*´∇`*)/ガンバ!!!
問題は、最後までもつれた場合だ。r(-◎_◎-)
女子70kg超級の濵田選手(自衛隊体育学校)とM.マロンガ選手は、個人戦の決勝で対戦して濵田選手(自衛隊体育学校)は負けているからね……その前に勝利を決めてもらいたいナ。
男子90kg超級
流れが大事な団体戦決勝の初戦、どちらもしっかり組むタイプなので、組み手争いでなかなか技が出ない。(。・_・。)
C.マレ選手(フランス)が何度か引き込んでくる姿勢をとると、影浦選手(日本中央競馬会)に指導。
影浦 心 指導1
C.マレ
まだ影浦選手(日本中央競馬会)は技を出してないからナ……これは仕方ない。(-_-;)
すると2分半過ぎ、影浦選手(日本中央競馬会)が背負ってきた!その後も背負う姿勢を見せ、ペースをつかんできている。( ´∀`)bグッ!
その為、C.マレ選手(フランス)にも指導。
影浦 心 指導1
C.マレ 指導1
残り30秒、影浦選手(日本中央競馬会)の大外刈でC.マレ選手(フランス)がうつ伏せに倒れると、立ち上がったところを再び倒して寝技にもっていこうとする。
ポイントにはならなかったけれど、攻めていて影浦選手(日本中央競馬会)のペースになっているナ。
(c=(c=(c=(c=(゚ロ゚;c=アチャチャチャチャチャ-!!
C.マレ選手(フランス)が引き込もうとするが、ここで本戦終了。延長戦GSへ。
延長戦
延長戦30秒過ぎ、変わらず背負投を仕掛ける影浦選手(日本中央競馬会)、背負う姿勢が速い!最重量級の試合とは思えないはやさである。オォ━(●゚д゚●)━ォ!!
C.マレ選手(フランス)も変わらず引き込んでくるが、技という技は出てないので指導がくる。
影浦 心 指導1
C.マレ 指導2
指導2、後がないC.マレ選手(フランス)は積極的に前へ出た結果、影浦選手(日本中央競馬会)に足を払われ尻もちをつく。
(o゚ロ゚)┌┛Σ(ノ´*ω*`)ノ
影浦 心 延長GS一本勝(送足払)
影浦選手(日本中央競馬会)、完璧な一本だった!これで先勝!!
女子57kg級
序盤から激しい組み手争いの最中、開始24秒にS.L.シーシク選手(フランス)が大外刈を仕掛ける。
ヽ(*・∀・)ノ┌┛Σ≡((o _ _)oバタッ
S.L.シーシク 一本勝(大外刈)
(;´∀`)えっ……あっという間の出来事で、呆然とするにわかファン。
実況もまだ選手紹介していたからね……予想外である。これで1勝1敗。
男子73kg級
ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛(ノ´Д`)ノ
大野将平 技有1
G.シェヌ
さらに15秒後、今度は巴投!
○|_| ̄☆Σ(ノ `Д´)ノ・∵.グヘッ
大野将平 一本勝(合技)
(;゚Д゚)強い……強すぎる……。これで2勝1敗。
女子70kg級
激しい攻防の序盤、M.E.ガヒエ選手は昨年の世界選手権決勝のように、とても攻撃的である。力の強いM.E.ガヒエ選手に新井選手(三井住友海上)が振り回されているナ……やっぱり本調子ではないのかしら?
o(*`・ω・)o≡o≡o≡○)`3゚)アータタタタタッ!!
それでも前へ前へ出てくるM.E.ガヒエ選手に対して、新井選手(三井住友海上)も内股など技は出している。
本戦2分15秒、新井選手(三井住友海上)の大外刈からM.E.ガヒエ選手が返してきた!倒れた新井選手(三井住友海上)、ビデオ判定となる。(∩;゚皿゚)ヒイィィィッッッ!
(@_@;)こ、これはどうだろうか……緊張しすぎて、気持ち悪くなってきたにわかファン、小心者である。(ΦдΦil!)
…
……ポイントなし!!。゚ヽ(゚´Д`)ノ゚。ヤッターン
まだ終わってないのに、すでに泣きそうである。
本戦残り1分、M.E.ガヒエ選手が技を仕掛けたところをうつ伏せに倒した新井選手(三井住友海上)は、胴を持ってひっくり返して足を抜き抑え込んだ!!
キタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ !!!
新井千鶴 一本勝(崩袈裟固)
やったよ……本当に良かった……。(´;ω;`)ウッ…
これで3勝1敗、次で決めてほしいね。
男子90kg級
ケンカ四つの組み手争い、序盤はゆっくり始まった。
それでもなかなか持てない村尾選手(東海大学1年)に対して、A.クレルジュ選手(フランス)が先に技を仕掛けてくる。
ブフッ∵(´ε(○=(゚∀゚ )
本戦2分経過、村尾選手(東海大学1年)が内股を仕掛ける。ポイントにはならなかったけれど、この試合初めて村尾選手(東海大学1年)に技がでた。d(-_☆)
組み手争いが続く中、A.クレルジュ選手(フランス)が大内刈を仕掛け、堪える村尾選手(東海大学1年)。
しかし、膠着状態が長いので本戦残り30秒、ここで両者に指導。(-_-)
村尾三四郎 指導1
A.クレルジュ 指導1
その後すぐ場外に出たという事で、再びA.クレルジュ選手(フランス)に指導。Σ(゚Д゚)
村尾三四郎 指導1
A.クレルジュ 指導2
村尾選手(東海大学1年)が内股を仕掛けるも、裏をとられそうになり逃れる。
ここで本戦終了、延長戦GSへ。
延長戦
引き手を持たせてくれないA.クレルジュ選手(フランス)、すぐ切ってくる。
ブヘッ.∵(>ω<。Σ≡┗┐(・`ω・ノ)ノ ハナセ-!
内股から引き込んできたり、A.クレルジュ選手(フランス)は次々と技を繰り出す。
村尾選手(東海大学1年)が大内刈を仕掛けると、返してくるA.クレルジュ選手(フランス)。しかし村尾選手(東海大学1年)はさらに内股を仕掛け、A.クレルジュ選手(フランス)はうつ伏せに倒れる。
ヘ(#`_ゝ´)ノ トリャァッ!! ⌒(#/__)/ドテ
あと少しで技有だった……惜しい!!(≧血≦;) グォオオオッ!!
出血したA.クレルジュ選手(フランス)が治療へ向かい一時中断。序盤ゆっくりしていたからか、とても激しい試合になってきた。
再開後、村尾選手(東海大学1年)の内股をA.クレルジュ選手(フランス)が返そうとして、うつ伏せに逃れた村尾選手(東海大学1年)。
しかしA.クレルジュ選手(フランス)はその後、寝技に引き込んでいこうとする。
(|il!゚Д゚)ヒィィィ!(゚Д゚il!|)
ここでまてがかかるが、村尾選手(東海大学1年)に指導。
村尾三四郎 指導2
A.クレルジュ 指導2
まずい状況になってきた……それにしてもA.クレルジュ選手(フランス)は、ベテラン選手だけあってうまいね。Σd(゚∀゚)ィヵ酢!!
本戦と合わせて6分30秒過ぎているのに、未だに引き手を持たせないA.クレルジュ選手(フランス)。すぐ切ってくるナ。ウ・・ ウン(-ω-`;。)
A.クレルジュ選手(フランス)は特に危ない技は仕掛けてこないけれど、技数が多いので指導が恐いね。
持てないので強引に技を仕掛ける村尾選手(東海大学1年)だが、そうすると返してくるという……終わりが見えない争いである。(p_-)
本戦と合わせて7分45秒、村尾選手(東海大学1年)が大外刈を仕掛けるけれど、A.クレルジュ選手(フランス)も踏ん張って堪えた為、両者片足が絡まった状態でケンケンしながら場外へ……意地と意地のぶつかり合いだ。(゚A゚;)ゴクリ
A.クレルジュ選手(フランス)がだいぶ疲れているように感じる……それは疲れるよね、32歳だよ!村尾選手(東海大学1年)は19歳だから!!それでも最後まで寝技を仕掛け続けるのはすごいね。GOOD☆( ゚Д゚)b
本戦と合わせて8分45秒過ぎ、内股を仕掛けるも潰れた村尾選手(東海大学1年)を、ひっくり返して抑込に入るA.クレルジュ選手(フランス)。
ギャァ━━(゚Д゚il!)━━ァァ!!!
そこで村尾選手(東海大学1年)がタップしているように見えたのだが、審判はまて。
A.クレルジュ選手(フランス)は抑込に入っていたと抗議!会場も大ブーイング。
q(-ε-)p゛ブ~ブ~
その結果、
A.クレルジュ 一本勝(三角絞)
村尾選手(東海大学1年)も惜しかったけれど、A.クレルジュ選手(フランス)はベテランらしくさすがだった。(*´゚д゚)(゚д゚`*) ネェ-
これで3勝2敗。
女子70kg超級
身長差のある両選手、組み手では圧倒的なM.マロンガ選手(フランス)が技を仕掛け、逃れ続ける濵田選手(自衛隊体育学校)。
アヒョーン/(。ω。;;)ゝ〃ヾ(・`д・´ヘ) オリャッ!
すると濵田選手(自衛隊体育学校)に指導がくる。
濵田尚里 指導1
M.マロンガ
開始45秒、M.マロンガ選手(フランス)を後ろから抱え放り投げた濵田選手(自衛隊体育学校)は、うつ伏せに倒れたM.マロンガ選手(フランス)の頭の方から帯を持ち、右足を入れながら回す。キタ━(゚∀゚)━!!
そして、ひっくり返ったM.マロンガ選手(フランス)を抑込んだ!!
オオォォヾ(゚Д゚ヾ)(ノ゚Д゚)ノォォオオ
濵田尚里 一本勝(縦四方固)
にわかファン、テレビの前で飛び上がった。ヾ(´∀`)ノワーイ
結果
日本が3連覇を達成した混合団体戦。
(ノ≧∀≦)ノぅわぁぁぁあいッ!!!!!!!
誰だよ!最後までもつれたら問題だとか言ってたにわかは!!
(`ノД´)<ゴォォォォォメェェェェェン!!!
最後の濵田選手(自衛隊体育学校)は、まさに濵田選手(自衛隊体育学校)という勝ち方で興奮したね。
ただ東京五輪を考えると、フランスは油断できない。(◎д◎;)ガタブル
今回は出場してなかったけれど、男子最重量級にはレジェンドのT.リネール選手もいるから。
それでも大野選手(旭化成)に関しては、まったく負ける気がしないけどナ(*´艸)プシシ
今回の決勝はハラハラしたけれど、良い試合が多かったね。とても面白かった。
3連覇達成した選手のみなさん、本当におめでとう。
オメデ。+゚+。ヽ(゚ω゚)ノ。+゚+。トオオォォォ!!!
最後に
東京五輪を見据えた世界柔道選手権、良い結果の選手もいれば逆の結果の選手もいる。
とくに男子はどうなるかわからない階級が多いね。
まだまだ目が離せない日本代表、これからも注目していきたいと思う。
タタタタ (((φ(;。・`ω・。)φ))) タタタタ
それでは、2019年 世界柔道選手権東京大会はこれにて終了。
選手、関係者の皆様、お疲れ様でした。
(*´ノ∀`)<オツカレ☆.。.:*・゜